つい最近まで比較的南方の地域での報告しかありませんでしたが、
2000年頃から西伊豆の大瀬崎での報告を皮切りに、2001年9月
には早川で、そして同じ頃に赤沢で謎のテンスとして撮影されていました。
また、著者の友人からも伊豆半島の東側の富戸において目撃情報が
寄せられています。
いずれの場所でも共通しているのは、周囲に何も遮る物がない砂地である
ことです。大瀬崎では比較的高水温な時期に限定されているとの事ですが、
赤沢では周年コンスタントに見られるとのことです。
また、早川においても目撃証言を合わせると比較的コンスタントに見られる
ようですが、この原稿を執筆している2003年2月末の現在、(時化の
影響もあるのかも知れませんが)1個体も見かけていません。
2001年もグループが消失すると、たまに7〜8cmの単独の個体を
見かける以外は、少なくとも私が巡回するコース内では見かけませんでした。
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